お疲れ様ですーピチュルーイでございます!ちらみんズスタッフの中でもフリースタイルで我が道を行くまさに異端児のなんたらかんたら(
今回は誰が予想したかまさかの小説第2弾を書きます!ちらみんズと出会ったピチュルーイは今後どうするのか、ちらみんズ☆Cafeではどのような生活が待っているのか、細かい描写が出来ればいいなと考えておりますー。
え、誰も希望していない?いいんだよ楽しければ
では興味のある方は続きをどうぞ!
優しい香りのする木の扉を開くと、そこには黄色の毛並みが綺麗な猫の姿があった。カウンター越しに、緑色の澄んだ瞳が真っ直ぐにこちらを見つめている。手に持ったカップを慣れた手付きで拭いていた。疲れていた身体を労るように椅子の背もたれに手を置き、そっと手前に引いた。
「ご注文をどうぞ。」
なんだか温かい気持ちにさせてくれる一言だった。言葉を聞いてから顔を上げると疲れを忘れさせてくれるような笑顔がそこにはあった。こちらも自然と笑顔を返す。椅子に腰掛けて姿勢を整え、メニューを手に取る。
「カフェラテをひとつ。」
かしこまりましたと猫は頷き、珈琲を淹れ始める。長時間歩き、疲れた体は甘い物を欲していた。自然と口からカフェラテという言葉が発せられていた。
窓から吹き込んでくる陽射しが眩しい。とても陽当たりが良い場所のようだ。辺りを見回すと陽の光に照らされたキラキラした食器が目に付く。店内の装飾は手作りなのだろうか、木製の物が多い。そしてキャラクターがモチーフになっているようだが、どこかで見たような・・・。
そんなことを考えていたら目の前に湯気の立ったカップが置かれた。
「お待たせしました、ごゆっくりどうぞ。」
黄色の毛並の猫はニコっと笑顔を見せた。こちらも自然と笑顔を返す。とても良い香りだ。カップを手に取ってよく見てみると、入り口にあったカフェの看板に似たラテアートが描かれている。
「そのラテアートはオレが描いたんです。」
カフェラテを口にせずに見つめていたら猫が言った。へぇっと感心した後、一口ラテを飲む。美味しい。まるで香りと味が全身に行き渡るかのように美味しいことがすぐにわかった。疲れも一緒に吐き出すように、ほっと息が漏れる。
「上手いですね、ラテも、アートも。」
「ありがとうございます。」
「このラテに描かれていたのは看板の・・・。」
「はい、チラルーですね。」
「チラルー・・・。」
「あれ、さっきまでそこにいたんだけどな・・・。」
続く・・・かもしれない・・・